中国工場で商品を製造する時の注意点まとめ

雑貨エキスポ

7月5~7日は東京ビッグサイトで雑貨EXPO、ベビー・キッズ雑貨、文具ISOT等の展示会が開催されていたので、私も仕事の一貫で行ってきました。

この手の展示会はたくさんの商品に出会えること、製造工場に出会えること、展示の勉強になることなど、仕事というよりも個人的にも毎回楽しみにしている展示会です。

そんな展示会ですが、海外の企業も積極的に参加しています。
特に中国の企業は毎回よく見かけます。

これから私は既に何年も取引をしている中国の企業様とまた来年の商品についてやり取りが始まるのですが、私が今まで苦労した点や、気付いた点を含め中国と商品を製造する時の注意点や、「こんなはずじゃなかった!」にならないようにするためのポイントを書こうと思います。

 

1・できるだけ日本語OKの中国企業と取引する。

展示会に出展している中国の企業は、割と商売っ気を感じないブースが多く、スマホを見ていたりおしゃべりをしていたりすることが多いです。

言葉も英語だったりするので、なかなかとっつきにくいのですが、意志疎通を図る為にはやはりできるだけ日本語OKの企業と取引すると後々楽です。

英語が堪能な方なら問題ないのですが、私も堪能ではないくせに英語でやり取りをしたことがあります。大体がメールやskypeを使用するのですが、やはりちょっとしたニュアンスが伝わりにくく、結構手間がかかったり、なれないビジネス英語に疲れます。

日本語が出来る企業とのやり取りはそのようなストレスが減ります。

商社を挟むことも一つの手ですが、間に人が入れば入るほど話が違って伝わったりするものです。

 

2・初めての場合は、できれば既存品の一部を変えたものや、色・素材の変更から進めると安心。

いきなり新しい商品を一からデザインして製造するのは、時間と手間がかかります。
何年か先の商品としてはいいと思います。
しかし、今年製造の何か月か先には商品化というのは中々大変です。

素材、仕組み、問題点、色々出てきます。

初めて取引するならば、展示会やカタログに掲載されている商品から作りたいものと近いものを選び、それを元に色や形の修正をかけていく方がお互いストレスなく始められます。

業界にもよりますが、商品化にスピードが必要な場合もあります。
無駄な時間をかければ納期に間に合わないということも起こります。

店舗などによってはペナルティ等もあります。

 

3・値段と仕上がりは割と比例する

当たり前と言えば当たり前ですが。
値段だけで決めると痛い目に合うことがあります。

値段が高いところはそれなりに厳しく管理が入っていますので、仕上がりが違ったりします。
それに比例して値段も高くなるということです。

 

4・修正箇所や、説明にはできるだけ写真を使用する。

これも当たり前と言えば当たり前ですが、言葉だけでは中々伝わりません!
日本人同士でも文章だけでは誤解が生まれるのですから、それが海外の人となれば、尚更です。

必ず写真や画像が必須です。
わかるだろうではいけません。

さらに、何回もサンプルを作らせたり後出し修正をすると混乱が生まれて失敗します。
修正する時は一気に修正して後出しせず、多くても3回で商品化に持って行く必要があります。

となると、その間のスケジュール調整をしっかりとしておかないと、後々大変です。

 

5・慣れてきたらWe chatを使用するととても便利

We chatをご存知でしょうか?
企業様と何回かやり取りするようになり、慣れてきたらWe chatをおすすめします。
(企業様にもよります。)

これは日本のLineのようなものですが(既読は付きません)、携帯アプリであり通話もできます。商品化に付き物の問題発生時にすぐに連絡をもらえて、納期が関わる商品にはスピード解決がしやすく便利です。

 

6・旧正月にご注意を!

これも有名な話ではありますが、中国には旧正月といって長期の休みがあります。
この期間はありとあらゆる企業が休みとなります。

また、世界各国が旧正月の前に注文をしますので工場ラインが混みます。
すると納期に響いたりします。

商品の製作スケジュールにこのことを入れておかないと恐ろしいことになりますので、きちんと確認しておく必要があります。

 

7・なんでそんなに遅いの!?スケジュール管理をしっかりと。

何回か経験してきた中であるのですが、中国の企業によっては異様にサンプル製作や製造に入るタイミングが遅い企業があります。

もう日本人からするとモヤモヤ心配になります。

これ、結構小ロットしか注文しなかったり、めんどくさい商品、工場が混んでいたりすると後回しにされがちになるのです。(必ずとはいいませんが。。)

サンプルは取り掛かれば恐らく長くても1週間くらいで出来ます。
ですがいつまでたっても来ない。1ヶ月後くらいに来たりします。

そして届いたものが「え!?これ全然違う・・・」この衝撃はたまりません。そして迫りくる納期。。。今思い出しても冷や汗が出る出来事です。

1社に絞らずに、何社か同時にサンプルを製作してもらった方がいい時もあります。
企業も得意・不得意や、現在取り掛かっている商品の忙しさによって遅くなったり早くなったりします。

 

8・結局は人間関係。できるだけ会いに行きましょう!

なんだかんだ言っても結局は人間関係です。
メールで文句や注意を言っても、中国企業も煙たがるだけです。

できるだけ会いに行くことをおすすめします。
毎回でなくてもいいのです。

顔を合わせておく、商品を確認する、一緒にご飯を食べる。
中国の方は自社を見てもらうことをとても喜びます。

今後も良い信頼関係を築きたいならば、是非会いに行きましょう!

 

まとめ

ここまで書いてきましたが、そんなこと知ってるよ!当たり前でしょ!と言われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、日本人同士でも難しい時があるのに、海外の企業とのやり取りはなかなか根気が必要です。
スケジュールを書いて送っても意味がなかったりします。

中国を責めるのではなく、こちらが先に引っ張ってあげると良い信頼関係が築ける気がします。もちろん、中国の企業の方が良く知っていることもありますので、相談しながらが必要ですが。
(決して中国を下に見ている等ではありません)

私は一昨年、初めて中国へ工場を見学しに行ってきました。
社長は日本語が話せるので付きっきりでいてくれましたが、工場の方は日本語が話せません。

しかしとても良くしてくれました。
今でもお互い良いビジネスパートナーになっていますし、工場の様子も想像がつきます。

中国でファブリック商品を製造したい方はご相談、デザインのお手伝い致します。