団体スポーツとブランディングの共通点について

最近はすっかり暑くなり、もう梅雨明けも間近となってきました。
暑い暑い、本格的な夏が今年もやってきます。

実は私は社会人になってから、とある夏のアマチュアスポーツをやっていた時期があります。
結構狭い世界なのでスポーツ名は避けておきますが、結構ハードなチームスポーツです。
なぜそれをやったかはまた別の機会に書くことにして、このスポーツチームで私はたくさんの衝撃を受けたのです。

私はコンサルティングではないので、断言というよりは経験した中で感じたことを書いていきたいと思います。

私が入った女子チームはかなり強いチームで、アマチュアとはいえ全国優勝を何回も果たしているチームでした。
そのチームでの経験は私にとって強烈に印象に残り、後々の仕事への取り組み方や人生についての考えを改めるようにもなったほどでした。

 

なぜそんなにも衝撃的だったのか。
このチームにはコーチもいたのですが、今思えば多分コーチングを学んでいたのではないかと思います。
「目標設定」から「やるべきこと」への落とし込みや、「なぜ自分は全国優勝がしたいのか」ということをチームの皆で共有する「目的共有ミーティング」なるものがありました。
これは、全国優勝を勝ち取る為には辛い練習がありますが、辛い!・辞めたい!と思った時にチームの皆が「この子がこのチームにいる目的はこれだ」と知っていると、的を得た叱咤激励が出来るためです。

 

さらに、このチームでは「スピリットの継承」があり、なぜこのチームはできたのか、どのような思いでやっていくのか等、先輩から後輩へと引き継がれていくのです。

 

傍から見ると、これらが宗教臭く感じる人もいたようですが、実はこれ、ブランディングと同じなのです。
ちなみにこのチームは「かわいいのに強い」というチームコンセプト(?)がありました。

 

そのコンセプト通り、皆かわいい人やきれいな人が揃っていたのです!
そんな激しいスポーツをするようには見えないような子ばかりが揃っていました。
その中に入れば私も染まるかと思いましたが・・・。

 

このチームに所属していると、「オーディションがあるんでしょ?」とか、「最初にスポーツテストがあるんでしょ?」なんて聞かれたことがありました(笑)
やる気があれば誰でもチームに入れます。

ブランディングで大切なこと

 

私はこのチームでの考えが仕事での後の商品ブランディングにとても役立ったのです。
と同時に、今までの自分はなんて何も考えずにのんびりと人生を過ごしていたんだろうか。
なんて思ってしまいました。

 

人生で選択しなければならないその時その時では考えて選択しているのですが、これを知っていればもしかしたらもっと勉強の仕方が違っていたかもしれない、もっと考えてスポーツ(部活)もやっていたかもしれない。もっと自分が発展していたかもしれないなんて思います。
コンサルコーチングを受けて衝撃を受ける人というのはきっと皆同じように思うのでしょね。

 

さて、本題のブランディングについてですが、私は小さい会社ほどブランディングはやりやすいと思います。
それだけ人数が少ないからです。
私が経験したブランディングの仕方についてまとめてみました。

  • イメージ共有
  • 社内ベクトル合わせ
  • 販促物のプランニング

特に重要なのが社内のベクトル合わせです。

これがないと何も変化が起きません。
これはチームスポーツでいう目的「全国優勝」です。
同じ方向を見て進めていかないと構築できません。

  1. 企画者の想い
  2. 商品デザインのこだわり
  3. その商品をどんな風に使用してほしいのか
  4. その商品によってどのようなことに貢献できるのか

これらのことを社内で共有しあって、皆が同じ説明が出来、情熱を持てるようにすることが重要です。

しかも、企画段階でのイメージの共有が必要なのです。

「はい、この商品ができたから売ってきて~」ではダメなのです。
皆を企画段階から巻き込んでいかないと、熱意をもって発表することができないのです。

さらに、企画段階から皆を巻き込むと、実は自然と皆がアンテナを張るようになります。
すると、「この商品はこんな営業先が合いそうだな」や、「あ、この商品はこんな風にもできそうだな」と、意識している情報に目がいくようになります。

これを「カラーバス効果」と言うそうです。

最後の販促物のプランニングですが、これは、カタログ、営業販促ツール、展示会、HP、全てのテイストとイメージを合わせていきます。これをバラバラにしてしまうと結局はブランドとして構築していきません。
イメージに合わないものは排除。それくらいの気持ちが必要です。

 

ブランディングは継続していかなくては意味がありません。
新しい人が入社したならば、一からブランドについて教える必要があります。
これこそ「スピリットの継承」になるのです。

 

私は、ブランディングに貢献できた会社は退職してしまいましたが、その後めちゃくちゃなことになっていないか少し心配でした。
しかし、きちんとイメージを保ちつつ新しい新商品も出してくれていました。
しかも、それらの商品がメインになり、会社の新しいイメージが出来上がっていました。
とても嬉しかったです。

「商品企画デザイン」としての仕事をさせてくれた会社に、そして様々な気付きをくれたスポーツに今も感謝しています。