私はよく展示会を見に行きます。
以前、雑貨や文具、インテリア商品が数多く出展するギフトショーに出向いた時にセミナーを傍聴してきました。
令和初期の話ではありますが、そのテーマはずばり「令和のものづくり」

3人のセッションで私の憧れの方もお話されていたのでとても楽しみにしていたのですが、内容も面白く参考になるお話でした。

令和のものづくりと流通についてのお話

興味深かったのは、これからの「流通」についてのお話。

現在はものを作っても売れにくくなっています。
展示会もものすごく増えましたし、出展社も多くなってきています。
おまけにライフスタイル市場は飽和状態です。

となると、売りたい人が増えているけれど結果的には需要と供給が合っていない状態
つまり、「売り方・流通が変わってきた」ということです。

どう変わってきたか?

一つは、例えば「食」産業が他の業界(ライフスタイル)に出てきたりと、異業種が出てくる時代になってきました。
「農業で自社商品を作り、ブランディングをして自分で売ることができる。」などです。

もう一つはやはり無店舗ネットショップが増えてきているということです。
いまや商品を作ればネットショップは当たり前です。

現在はネットショップによって個人が無店舗でも参戦できる状態になっていて、「オリジナル商品」をネットショップ上で販売し、プラスして現実的なマルシェなどのイベントに出店して直接販売するというアナログとデジタルの両方の売り方になってきています。

イベントに出店することが広告のような役割も果たしますし、一般の方の反応を直接見ることが出来る機会にもなります。

さらにAI時代到来のものづくり

中小製造業の為のデザイン支援

さらに最近はAIの成長が目覚ましく、当たり前ですが横流し商品は売れにくくなります。
これからは何が必要になるかというと、五感に訴える商品や、ストーリーが感じられるものが大切になります。

以前から言われていることではありますが、それが益々必要になってくるのです。

企業となるとどうしてもBtoBばかり気にしてしまいますが、最終的に商品を選ぶエンドユーザーがどのようにその商品を見てくれるか!?という顧客目線が結果的には必要です。
BtoBばかりやっているとそこが結構抜け落ちますし、営業時に上手く説明出来ないということもあるようです。

今まで思ってもみなかった新しい販路へ参入したり、コラボレーションをするのはエネルギーがいると思いますが、ずっと同じことをしていては何も始まりませんし、売り上げもいつかは落ちていきます。
また、新規顧客もなかなか取りずらい状況になります。

上の図を見ていただくとわかると思いますが、少しづつでも商品と市場共に新しい場所を探していくことも検討する必要が出てきます。
今は以前に比べてモノがあふれて、好みが飽和状態ですので、ターゲットを定めにくいのでリサーチもかなり必要でしょう。

ですが、「みんなが違う」時代だからこそ、“小さく深く刺さる”ブランドや商品が成立するチャンスだと思います。

恐らく製造業からするとBtoC向け商品は割に合わず利益が取りにくいとは思いますが、そこから新たなOEMとしての取引が生まれることを考えてみてはいかがでしょうか。

先を見据えた対策、流通を見据えた商品づくり、柔軟な対応が今後ますます必要になると思います。

現在取引させていただいている企業様とは、それらを見据えたBtoC商品(オリジナルブランド)の新しい販路が広まりつつあります。

デザインルームM&Kがお手伝いできること

ものづくり企業様にとって、デザインルームM&Kは何がお手伝いできるのかというと、商品の一貫性を持って販売へつなげるお手伝いができます。

商品を作るとなるとたくさん考えなくてはならないことがありますが、一からどのデザイン会社に頼むか?から考えなくてはなりません。

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