
今や「ホームページは持っていて当たり前」と言われて久しくなりました。
一方で、SNSの発達により業種によってはホームページを持たずとも、無料で情報発信ができるようになり、また、誰でも簡単に作れるホームページ作成ツールも増えてきています。
さらに、近年はAIの進化も目覚ましく、情報発信の手段が多様化しています。
そんな時代ですが、いまだに昔に作ったまま更新されていない、何となくで作ったホームページや、スマートフォンに対応していないサイトをお持ちの企業さま、あるいはホームページそのものをお持ちでない企業さまも多くいらっしゃいます。
ホームページは、お客様に向けて会社の実績や価値、想い、コンセプトなどを伝えられる大切なツールの一つです。
また、興味を持ってくださった方に、24時間体制で情報を届ける“営業担当”のような存在でもあります。
ホームページがあることは、存在していることの証です

先日、新たに開業された方からこんなお話を伺いました。
「最初はSNSだけで十分だと思っていたけれど、せっかくなのでホームページも取り急ぎ作ったんです。すると、ある審査の際に“ホームページの有無”が評価の対象になっていることを知って、あのとき作っておいて本当に良かったと思いました」とのことでした。
SNSは便利な反面、情報の真偽が曖昧だったり、必要な情報にたどり着きづらかったりすることもあります。
最終的に「詳しい情報はホームページで確認したい」と思っても、肝心のホームページがないと、そこで選択肢から外れてしまうケースも少なくありません。
私自身も、仕事を依頼しようと思った時にホームページが見つからないと、「どんな雰囲気なのか」「信頼できそうか」が判断できず、結果的に候補から外してしまうことがあります。
もしそこに、きちんとしたホームページがあったら……きっと発注していたかもしれません。そう考えると、やはりもったいないですよね。
ホームページでできること
デザインルームM&Kのお客様の中には、「WEBのことは全然わからなくて…」という方も多くいらっしゃいます。
そういったお客様にも、丁寧に一つひとつ説明をさせていただいています。
まず、ホームページで「どんなことができるのか」を整理してみましょう。
- 情報の発信・・・休業のお知らせやイベント情報などの掲載
- 会社のイメージアップ・・・「私たちはこんな会社です」と伝えることで信頼感をアップ
- 商品のイメージアップや情報発信・・・コンセプトや使い方、仕様・図面など詳細を掲載
- 商品の販売・・・商品を直接販売する場としても活用可能
- 採用情報・・・求職者に向けて、職場の雰囲気や働く魅力を発信
- お問い合わせ・・・興味を持ってくださった方との接点づくり
「うちはそんなに発信することがないよ」と思われる企業様もいらっしゃるかもしれませんが、実は会社の“雰囲気”が伝わるだけでも、お客様にとっては貴重な情報です。
お客様は、「何かを解決したい」「どこかに頼みたい」と思って検索をされています。
その条件はさまざまです。
- なるべく近くの業者にお願いしたい
- この機械を持っている会社に頼みたい
- 小ロット対応してくれるところを探している
- オリジナル製品を作りたい など
ヒアリングをしていくと、ほとんどの企業様には、長年やってきたからこその「強み」や「らしさ」があります。
それをきちんと伝えるために、ぜひ自信を持って“存在している証”としてのホームページを活用していただきたいと思います。
ホームページ制作で考える必要があること
では実際に、ホームページを作ろうとなったとき、何を考えればよいのでしょうか?
以下は、私たちがヒアリングの際に確認させていただく内容です。
ちょっとした雑談の中から「らしさ」が見つかることもありますが、以下のポイントをあらかじめ考えておいていただけると、よりスムーズに方向性を見つけやすくなります。
〇ホームページで解決したいことは何か?
ホームページを使って何を解決したいか?がはっきりしないと、目指すべきゴールが描けません。
〇会社として、何を目指しているか?今後の展望は?
意外かもしれませんが、長期的な目線も必要です。
よく言われていますが、ホームページは作ってお終いではなく、始まりとなります。
ただのホームページにするのか、役立つホームページにするのかは、解決したいことと同様にビジョンが必要です。
〇ホームページにどんな機能や役割を求めるか?
例えば、スケジュールがわかるようにしたい、資料を効率的に探せるようにしたいなど機能が必要な場合があります。後から必要だったとなると構成的にやり直しになってしまうこともあるので、必要な「やりたいこと」をはっきりさせておくと安心です。
〇お客様から求められていることは?
顧客目線になって、求められていることを入れ込むことも必要です。「空きがわかるようになったら予定が立てやすいかもしれない」や「資料のダウンロードができたら効率的かもしれない」など、「求められるホームページ」ができます。
〇重視するポイントは?(金額・デザイン・機能性など)
現実的な問題として、予算の中でどこまでを重視するのかはよく考える必要があります。
「何となく作る」ということは不満につながります。
金額・デザイン・機能をバランス良く、「これをしたい」の優先順位をはっきりとさせて満足できるように一緒に探っていきます。
〇運営や管理は誰がどう行っていくか?
会社内で運営管理をしていくのか、お任せするのかは、担当者がいるかどうかでも違います。
ホームページは更新が無ければ放っておけばいいと思われがちですが、例えば投稿機能のあるWordpress等はアップデートが頻繁にあります。
放置はセキュリティ的にも問題がありますので、バックアップを取りながら更新ができるか等が関係してきます。
ざっくりとですが、上記を考えていただきたいです。
制作実績事例
下記はほんの一例ですが、情報や悩みを整理してホームページを作ったことで起きた変化の例です。
制作例:デザインとは無縁!から、新規事業で必要になったデザイン

大地工房さんは、自社の技術を活かして新規できくらげの生育販売を始める事になりました。
全くの新規からで商品名もないところからのスタートでした。
しかも、BtoCは初めての取り組みなので、何からしたら良いかわからない状態でした。
そこで、情報を整理してデザインにお越し具現化していきました。
今回は全てを手掛けることができたので、その中の「ホームページ」というカテゴリーのご紹介ですが、オンラインショップも始めたいということで連携させています。
情報発信もこまめに行っており、少しづつ認知度が上がっていて今ではファンがついていらっしゃいます。
ホームページからテレビの取材も申し込まれて放映され、地元では有名になっています。
制作例:スマホに対応していない事業中心のホームページから、商品の取り扱いを前面に出したホームページにリニューアル

株式会社浅江さんは、浅草の中でもメディアで取り上げられたりする有名店です。
旧ホームページは何十年前のサイトでスマホ対応がないサイトでした。
「ホームページで何ができるのか?」を上記のように説明し、リニューアルをしました。
こちらの店舗は、プロの料理人の方から一般の方まで幅広く来店されます。
また、プロの商品を一般の方が購入することができたり、業務用の商品を購入することができるという点が人気の秘密でもあります。
商品撮影はカメラマンに頼み、将来的にはオンラインショップも検討した構造になりました。
今では、ホームページの画像を印刷したり画面で見せながら、「この商品が欲しい」と直接訪れるお客様もいらっしゃるそうです。
制作例:新規顧客獲得と店舗の認知度アップ

平屋さんは、歴史のある鰻・川魚料理のお店です。
昔にホームページを作りましたが、担当者がいなくなってしまい機能していない状態からご依頼いただきました。
女性や家族連れにもっと来て欲しいとの想いがありましたので、料理の写真だけではなく、女性や家族連れが楽しそうに食べている雰囲気の撮影をして安心感を持ってもらうデザインにしました。
また、外から店舗の中が見えないので入りにくいことを考慮し、店内の画像を多めに掲載しています。
メニューはランチがリーズナブル豊富ですが、揚げ物が中心だったので女性が手軽にさっぱりしたものを選べるように「海鮮丼」を追加していただきました。
毎月しっかりと店舗休業をお知らせすることでお客様からの安心と、コロナ時期からも配達希望がしっかりとあり売り上げが下がるどころか上がったこと、そして信頼につながっていることを喜ばれていました。
ホームページのリニューアルをお考えなら
新規のホームページはもちろん、古くなったホームページのリニューアルをお考えの企業様。
ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。